09/18/2021

現場の風景



「ゆっくり吸って~吐いて~」「三回ずつです!」

「はい、ありがとうございます」

掛け声に合わせて体を動かす利用者さんたち。

声の主は … Aクラスの学生でした。

   

いつも真面目に授業を受ける彼女。

介護の授業では、同僚とも「さすが現場に出ているだけあるね」と。

  

しかし、想像を遥かに超えていました。

利用者さんの前で堂々と、そして、介護職として

立派に振る舞う姿。

何故か、その姿に涙が。

この気持ちは何なのか…。

        

私たちは、介護現場で直接、利用者さんと関わることはありません。

彼らに日本語を、介護を学ぶ場を作ること。それだけです。

そのことが少しでも役に立てているのかな‥

何とも言えない、感情が沸いてきます。

   

彼らを信頼し、仕事を任せてくれる職場。

このことが何より、彼らを成長させているのでしょう。

    

介護現場と日本語教育。

素晴らしいコラボです。

   

これからも利用者さんの幸せのために‥。


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