11/27/2021

スタートの時期



ある日のこと。

受けた電話の先には日本語教師として現場に立ちたいと

切に願っている方が。

用件は募集についてのお問い合わせ‥。

「大卒でないと応募できませんか。」との問いでした。

            

日本語教師の資格。

国家資格である「公認日本語教師」の動きもありますが、

現段階で法務省告示機関で勤務する場合、

四大卒+文化庁届出受理の日本語教師養成420時間講座を修了」

日本語教育能力検定試験に合格」

「大学または大学院で日本語教育を主/副専攻(45単位/26単位)」

のいずれかが必要になります。

 

彼女は420時間講座を修了したばかり。

すぐに働けると思っていたとのことでした。

 

日本語学校の求人を目にし、条件がまだ満たされていないことに

愕然としたと。

 

その方のすがるような話しぶりについ、

今回の求人についてのことだけでなく、

道を繋げるための方法ををお節介と知りつつ、話していました。

       

真剣に耳を傾けていることが顔を見ずとも伝わってきました。

いつか、資格が満たされたら、と、後日、ご応募を。

    

月並みですが、何かを始めるのに、「遅い」ということはありません。

必要になったとき、学べばいいのです。

最初は外発的な動機づけであっても、学んでいるうちにそれが、

内発的なものに変わってくる。

そうなったら、もう、無敵です。

 

このことは学生にも伝えていることです。

将来を不安視して、予備的にあれこれするのもいいでしょう。

でも、心配しすぎずに今思う道を進み、

何かにぶつかり、必要となったら、その時、始めればいいのです。

     

必ず繋がっていくのですから。

    

将来、思う道に辿り着けますように…


Instagram